一時、オイラは東京に住んでいた。当時よく通ったのは、武蔵境駅と東小金井駅の丁度中間くらいに位置する「丸善」さん。近くには亜細亜大学もあり、どうやら野球部の御用達の模様。当時、巨人ドラ1の木佐貫のサイン&写真もあったような気がする。
働くために東京に行き、初めて油そばを知った。初めて食べた時は衝撃的だった。油そばっていうから、油っぽくて、とても食べられたもんじゃないと勝手なイメージがあったが、食べてみて、すべてが覆った。こんなおいしい食べ物があるのかと。なぜ、全国的に広まっていないのか不思議だった。(今は、わりと全国各地で食べることができるけど、上京した2000年代前半・中盤は、東京でしか食べることが出来なかった気がしている)
発祥は、丸善と同じく武蔵境にある「珍々亭」と言われている。「珍々亭」の建物の裏にあるのが、「丸善」。だから、うら油と呼ばれているのだ。でも、オイラにとっては、「丸善」こそが油そばだった。
20年弱の時を超えて、「丸善」を訪れてみた。
変わらない主人と奥さん。20年弱経っているから、当然年老いていたが、オイラには不思議と当時と変わらぬ姿に見えた。それと、若いお兄さんが新メンバーで働いていた。孫なのかな。親しげだ。
味噌チャーハンは主人が作ってくれた。油そばはお兄さんだ。
店のたたずまいも写真に撮りたかったが、主人がうろちょろするから撮る勇気がなかった(笑)
まあ、主人・奥さんともに80歳前後なんじゃないだろうか。ご健康にこれからも頑張ってもらいたい。また、お孫さんがこの伝統の味を引き継いでくれるのは嬉しい限りだ。東京に行く機会があったら、また寄りたいと思います。
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