会社勤めしていると、「出世」にまつわる話があちらこちらで語られます。「あの部署は出世コースだ!」とか、「あの人は出世コースから外れた」とか、「この仕事を成功させれば出世できる!」とか・・・まあ、なんとも関わりたくない世界ではあります。
ぼく自身もそろそろ出世を気にするお年頃。同年代の中でも差が付き始めて、客観的にもその差が確認できるような世代となってきました。
今回は、現在の自分の状況を振り返り、どのような気持ちで出世というものと付き合っていくのか考えてみたいと思います。
出世をついつい気にしてしまう自分の
俗物感情が嫌い!セミリタイアを目指して
いるのならば、このあたりの感情は持つ
必要がないと理屈では理解しているつもり、、、
でも、日常生活を送っていると、周りの出世
状況が気になってしまうのも本音だよね。
小さい人間なんです、ぼく。
現在の状況
冒頭でも言いましたが、ぼくは、出来る同僚がそろそろ役付になっていく、そういった世代になってしまいました。当然、ぼくは無役の平社員です。ここ2,3年出世していく同世代を見て、何も気にしないのかというと、ウソになります。やっぱり気になりますよね。
一方で、ぼくは出世したいのかというと、それもウソになりますよね。同世代が出世していく状況には心穏やかではいられない・・・これが偽らざる本音なんでしょうね。矛盾した複雑な気持ちに苛まれています。
出世する同年代に嫉妬するのも本音。でも、
出世したくないのも本音。だって、責任が
増えるのはストレスの原因だからね。
なんか、複雑なんです・・・この気持ち。
だから、人事異動などの情報が社内で発表されるたびに、同年代の人の動向が気になります。こういった感情は10年前にはなかったことですから。難しい時期を迎えたものです。
また、会社外との付き合いが少々おっくうになってきています。わかりやすい例では、高校時代、大学時代の友人・・・この人達とも出世の観点では明らかに差が出てきます。出世コースに乗っている奴、そういった話をしたがらない奴・・・酒の席では、やっぱりこういった話になっていくお年頃です。また、敢えてこういう話を避けるというのも逆に違和感が生まれます。そのように思うと、本当におっくうになりました。
自分は出世したくないけど、周りの同年代の動向が気になってしまう・・・そして、本当に自分は出世しないで良いのか?この状況で、自分の強すぎる承認欲求は堪えることができるのか?このようなモヤモヤ感の社会人生活を送っているのが現状と言えますね。
承認欲求の強いぼくは出世したい(認められたい)気持ちと、
そういったことから超然としていたい自分と・・・わかります?
この矛盾した気持ち。
年を取るにつれて、この矛盾の根元である承認欲求は大分
弱まってきたように思うが・・・
この矛盾した気持ちの落ち着きどころが難しいな・・・
まあ、仕事できる人は、無意識に両立できているんだけどね。
出世を気にせずに過ごしたい
ぼくの性格上はどうだったかな?思えば、子どもの頃から認められたい感、有能感・・・今思えばホント恥ずかしいですけど、強くあったかと思いますし、外にも出ていたと思います。恥しい・・・今風でいえば、承認欲求っていうんですか?人並み以上に強かったと思います。
それが、年を取るにつれて薄れてきましたね。今では、認められたい感、有能感は、大分なくなってきたと思います。他人を心からすごいと思えるようになってきたのと、自分の欠点を認められるようになったのが大きいと思います。有能感がなくなってきたんです。
ただ、それが出世という明確な結果として現れるとき、ストレスなくそれを受け入れることができるほど達観できていません。
現在のぼくは本当に出世したくありません。プレッシャーに弱いから。そう!前々回、前回語ったように。一方で、人並み以上に評価されたい思いもある・・・子ども時代からそれは現れていました。さすがに子ども時代に比べたら大分弱まっていますが・・・承認欲求。
前々回、前回のリンク貼っといたので
是非、見てくださいな!
この矛盾した思いに折り合いを付けるためには・・・仕事との距離感なんだろうと思います。
結局は仕事との距離感が大事!
結局はこれ!仕事との距離感が大事なんですね。精神的に仕事を人生の中心に置かないこと!これがわかりやすいのかもしれないです。人生の中心ではなく一部とすることで、仕事の価値観を転換できる気がします。主軸が別にあることで、仕事での出来事が全てではなくなるといいますか・・・例えば、結婚して子どもがいる人にとっては、「幸せな家庭」「かわいい子ども」が人生の主軸となって、仕事は相対的に第2,第3の柱レベルになってくるわけです。そうなると、主軸がしっかりできていれば、その他のところは妥協、許容できるわけですよね。この時点で、出世は妥協・許容レベルの問題に変わります。
まあ、どのような形であれ、仕事を相対化して、自分の生活の周辺に追いやる・・・これぐらいの気持ちで仕事していきたい。ここまで仕事を追いやれば、実はこれほど効率的に(何も考える必要もなくに)稼げるものってあんまりありませんからね。このような気持ちをGETすることで、セミリタイア資金を貯めるまで仕事にゆるゆる取り組めることができます!
仕事を追いやったら、今度は上司を追いやると・・・
こうすることで、ストレスが軽減され、メンタルも
維持される。
繰り返しになりますが、出来るビジネスパーソンってこれらが
本当に自然にうまく出来ているんだよねえ。
パリピな上司とかってそうなんだよね、、、多分。
おわりに
今回も、如何に仕事を継続できるのか、メンタル面に関わる部分のお話でした。仕事に慣れる20代、思いっきり仕事に打ち込む30代、ここらで落ち着く40代・・・そうとも言えない40代、出世という世間体が関わってくるから・・・出世に囚われる人間ほど軽蔑すべきと思っていたが、出世から本気に解放された人間もそうそういないのも事実です。
ぼくは、これから解放されることで、辛い辛い仕事も、あともうちょっと頑張れるような気がします。ここにヒントがあるような気がします・・・仕事を続けることが出来るヒントがね。
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