気にしいな性格を考える

ぼくはいわゆる気にしいな性格です・・・でしたと言った方が良いのか。いまでは大分改善されたかと思いますが、根が気にしいな性格なんだなと時折思いますよね。どうなんだろ・・・年齢を重ねるにつれて、気にしいな症状は和らぐものなのでしょうか？

今回は、ぼくの気にしいな性格について少し深堀りして考えてみます。

気にしいな自分の奥底にある性格とは

「他人にどのように思われているのか」は、子どもの頃から気になっていました。これは、「１番になりたい」とか「負けず嫌い」とか、と密接に関係しているかと思うのです。

ぼくの場合、負けず嫌いは、「他人から良く見られたい！」という気にしいに対するポジティブな反応だったんだと思うのです。ポジティブに反応できることは、非常によい流れを作ってくれますね、人生で。努力しますよ。現に、ぼくは勉強めっちゃ努力できましたし結果にもつながりました。

一方で、気にしいがネガティブに働くと・・・非常に嫌なプレッシャーになるんです。状況としては、努力してきたことが実を結んだあと、その状況・地位を守る努力は・・・本当に辛くなります。

例えば、１番になりたいと思って始めた勉強。いざ、１番を取ると、それを死守すべく努力が必要になります。気にしいな人は、「１番から陥落した場合、他人からどのように思われるか気になる」「馬鹿にされるのではないだろうか」と余計なことを妄想してしまい、これが心に過度な負担を与えます。

当然、あらゆる行動・性格を気にしいに結びつけて考えるのは適当ではないのかもしれません。中には、心からやりたいことに無心に取り組むということもあるでしょう。ただし、これらのことが外形化する時、そこに必然的に他人の目が入ります。気にしいな性格は、ここで他人の目を意識せざるを得ない・・・このように考えると、あらゆる行動が他人の目にさらされると考えて良さそうです。

頑張り屋で、優等生で、気にしいな性格・・・これではメンタル崩壊しますよね。

セミリタイアという選択

セミリタイアと気にしいな性格とは関係するのだろうか・・・ぼくは大いに関係していると思います。気にしいなぼくは、いままで自分のメンタルを守るために様々な考え方をして、自分なりの予防線を張ってきました。長い人生の中でセミリタイアという選択を本気で考えているのも、恐らく気にしいな自分を守るための選択なんだと思います。あまり、意識はしていませんがね・・・

例えば、ぼくの年齢だと、出世レースについて、そろそろ目に見えて差が付き始めます。そして、組織にいる限り、気にしいなぼくは、努力してそのレースに乗っかるか、そのレースから逸れてもおかしくないと他人が納得するような状況を作り出すか、そんなことを考えたと思います（・・・無意識の中での選択です・・・）。

セミリタイアを目指すことにより、出世レースにこだわる必要はないよねと自他ともに納得できる理由を作り出したとも言えます。自分では、心からセミリタイアを目指しているつもりではありますが、一抹の不安も残ります。というのも、同期の出世頭の人に対して、本心では快く思っていない自分もいます。ここで逃げて良いのか（セミリタイア）と思っている自分もいます。そうなんです、セミリタイアを逃げという発想を持ってしまっている自分もいるんです。

出世とセミリタイアの狭間を気持ちが混沌と揺れ動いている自分がいる・・・面倒くさいヤツですよね。これが、気にしいな性格の面倒なところかと思います。

おわりに

セミリタイアは絶対します。今年度中に達成したいと考えていますが・・・おそらく、難しいのかな？とも思っています。親、親戚の反応、同僚の反応など気になっています。親は悲しむのではないか、親戚は怒るのではとか、同僚に失望されるのではないかとか・・・気にしいですよね。

ただ、そのように思っていても、ぼくはもうおじさんです。こういったことは気になりますが、これに憂鬱になることはありません。まあ、他人にどう思われても良いか・・・今のぼくの心境を正しく表現したものではありませんが、これに近い心境ですね。文字化すると、至極当然な考え方ですよね。他人の評価なんて気にする必要はないのです。

気にしいな性格とはセミリタイアをした後も付き合っていかなければなりません。