こんにちわ、モンチチです。前回は、自分のココロを理解する、という内容でした。ぼくは、四つのココロを言語化し理解しました。四つのココロは下記のとおり!
②私は上司へ説明する場が本当におっくうで緊張する。そして、「はっ?何を言っているのかわからない」と言われないか不安を感じている。
③私は今行っている仕事が着実に遂行できるか、仕事に漏れがないか不安を感じている。
④私は仕事相手に恫喝に近い言われ方をして屈辱感と悔しい気持ちを感じている。
言語化するだけで、気持ちココロが楽になったような気がします。日記で自分の本音を書き殴ることで相当にストレス発散になるとか、夜ぐっすり眠れるようになるとか言いますよね。ココロの中のモヤモヤを明確化することで、その気持ちに対して一度客観的にとらえる様にできるのかもしれません。
そうそう、和田アキ子さんも日記に本音を
書いていると言っていた・・・そして、誰に
も見せられないって。そうなんだ。モヤモヤ
な思いを言語化することはストレス発散に
なるんだな。
この客観的にとらえる事・・・これがことのほか重要な気がします。
そこで、今回は第2章「良し悪しを「判断」しない」です。これ、実は本書の言いたいことの核心の一つですよね。なぜなら、本書のタイトルは「反応しない練習」ですから!なんか、似ていますね。
でも、ここの章なかなか理解するのが難しい。とりあえずできるところからということで、今回は、①「いい・悪い」、「好き・嫌い」をやめる、②「つい判断してしまう」からの卒業、③「自分を否定しない」。どんなときも、この3つに絞ります。この章は、本当に学ぶべき内容が多いです。その中から、自分なりに実践できそうな項目をピックアップしました。
なお、「反応しない練習」(草薙龍瞬、KADOKAWA、2015.7)が参考文献です。ぜひお読みいただければと思います。
「いい・悪い」、「好き・嫌い」をやめる
タイトルの「判断」をより具体的に表現したものと考えています。今の四つのココロの状態について考えてみると、①は周りがどんどん出世していく状況がある、②は上司に説明する場がある、③はやらなければならない仕事がたくさんある、④仕事相手に恫喝的な物言いをされた、これらは事実です。
これに対して、「いい・悪い」「好き・嫌い」の判断をすることで、気持ちが沈んだり、緊張したり、不安を感じたり、屈辱感に苛まれたり・・・こうした「感情」が生まれてしまうのです。
そうだな・・・事実だけをドライに
受け取れば、実はたいした話ではない
ような気がする。このような事実に対して
「大変だよな」と語る他人と接したら、
多分、ぼくはこのように思うだろう・・・
「へ~、大変だね~」この程度なのかな。
事実だけであれば、大したことないような
気がしてきた・・・理屈ではね。
であれば、「判断」をしなければ良い。これが、この章の言いたいことなのかな?と理解しました。でも、「判断」しないのも難しい・・・どうしても「判断」をやってしまうのであれば、否定的な判断は捨てるべきであり、肯定的な判断、理解しようとする姿勢を尊重すべきと言っているんだと思います。
ありのままの事実を受け入れて判断をしない、一言で言うとこういうことなんだろうと思います。
「つい判断してしまう」からの卒業
まあ、先ほどと同様の内容となるのかなと思いますが・・・そうは言っても、やっぱり、ついつい判断してしまうよね、という話なのでしょう。ここは肝だからこそ、筆者は続けます➀「あ、判断した」という気づきの言葉、②「自分は自分」と考える、③いっそのこと素直になる、と!
➀については、ムカツク・不安だ・緊張するといった感情が
生まれた時に「あ、判断した」と意識することで、これらの
感情から解き放たれるのかな?②については、他人と比較しない
ということか・・・確かに比較により優劣の感情が生まれるから。
③については・・・なかなか感覚的には難しいが、素直になることで
相手を受け入れられるということを言っているらしい。「自分が正しい」
と思うことからの解放という方向性で「素直」が語られているのかな。
ようは、「判断」からの解放を意識的に目指そうよ!その方法について語っています。
「自分を否定しない」。どんなときも
凹んだり、後悔したりするのは、自分を否定してしまうから。だから、否定するのはやめましょうということです。自分を否定すると、承認欲が満たされず、「怒り」の感情が生まれてしまいます。この「怒り」の感情は厄介なもんだと言うのは、今までも語ってきたことですね。
たしかに!「怒り」の感情が不平・不満につながり、
大きなストレスを生み出すね。「怒り」の感情からの
解放・・・これは大きなテーマですな。
「怒り」の感情から解き放たれるためには、自分を否定しないことです。ありのままの自分を受け入れる事(理解する事)が理想なのでしょうが、その一歩手前では、「わたしはわたしを肯定する」。このことも効果ありとのことですね。ただし、これも行き過ぎの肯定ではウソが生じてしまうので注意が必要とのことも付け加えています。
理想は、別の言い方をすれば、「判断をやめること」なのですね、、、結局。
おわりに
今回のテーマを一言で述べると、「判断」を捨てること、これに尽きるかと思います。
仕事、生活の悩みのすべては、「判断」から生まれます。そう、ある事実は変えられません。その事実をどのように判断するのか?良く判断すれば気持ちは良くなる、悪く判断すれば落ち込む。えてして、メンタルを病む人間は悪く判断して不幸になっていく・・・客観的に見れば、これは自ら不幸な道を選んでいるということになります。
ある事実を悪く受け止めるのは最悪の手段。
良く受け止めるのは次善の手段。そして、あり
のままに受け止めるのが理想の手段、ってこと
なのかな・・・
では、「判断」そのものを捨て、「事実」を受け入れてしまえば良い・・・次善の策としては、理解する、否定しないということかと思います。
冒頭にも言いましたが、第2章は本書で一番言いたいことが凝縮されている印象を受けます。また、即座に実践、理解が行き届かない内容となっているのかなと感じました。だからこそ、何回も読んで消化したいものです。
次回は、第3章「マイナスの感情で「損しない」」です。
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